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2022年4月例会(4月10日開催)
4月上旬というのに25℃を超える夏日の中、開催された4月例会。今月は、日本洋蘭界でもトップクラスのデンドロビュームラン園のはちのへ洋らん園の松原剛社長を講師に招き、熱い解説とともにデンドロの魅力が満載の講演をいただきました!そして社長からは、当会は一番元気な洋蘭愛好会と称賛され、大いに気をよくした会員&例会でありました。
特別展示≪デンドロビューム≫部門 57株
【第1位】
Dendrobium(Den.) wardianum aurea
入手時期は2013.09.30、主な栽培履歴として2014.3.21 植え替え、2017.5.17鉢増し植え替え で現在に至っています。我が家の栽培環境にDen.wardianumはこれまでは完全に合っていたと感じていましたが、ここ数年若干の不安を覚え始めています、年々根の張りが弱まって来ています、考えられる要因は夏の高温と多雨ではないかと感じています。一年に一芽しか出ないし高芽も出来ないので全く増えない(もし不調発生に至れば枯死必死)のが最大の悩みです。
圓山勝夫
≪原種大型カトレヤ株≫部門 34株
≪原種大型株≫部門 5株
【第1位】
Paphiopedilum(Paph.) rothschildianum
この株は昨年入賞した株の分け株で、古くから栽培しているものです。今年は初めて3花茎上がりました。もう少し高さが欲しいところです。これからも大切に育てたいと思っています。
増永隆司
≪原種小型株≫部門 17株
【第2位】
Chiloschista(Chsch.) viridiflava
柴田美和
【第3位】
Paphiopedilum(Paph.) bellatulum
金沢久江
≪交配種大中株≫部門 19株
【第3位】
Paphiopedilum(Paph.) Saint Swithin
= Paph.( philippinense x rothschildianum )
金沢久江
【第3位】
Phalaenopsis(Phal.) 不詳
村岡スミヱ
≪交配種小型株≫部門 6株
【第1位】
Paphiopedilum(Paph.) Stargate ‘Ducks’
= Paph.( Friendship x Skip Bartlett )
野口悦男
≪珍種・珍花≫部門 2株
【第1位】
Dendrobium(Den.) trankimianum
この株は、2004年に遊川博士がベトナムで発見した新種で、分布が狭い希少種だと聞いています。花自体もリップの赤色が際立って美しく感じます。栽培は山上げすれば問題ないと思います。
斉藤郁哉
【第1位】
Ornithocephalus(Orcp.) gladiatus
3年前の昭和記念公園の蘭展で野性味のある小型の蘭を探していたところ、ワカヤマオーキッドさんに勧められて購入しました。見た目よりも丈夫でしたので、昨年は種子を採取して播いてみました。無事に芽が出て小さな苗がビンの中で育っています。何でもやってみると面白いですね。
柴田美和
日下正利さんを偲んで
2022年3月31日ご逝去 謹んでご冥福をお祈りいたします。
尚、ご本人の生前のご意向により以下3株を例会にて展示させていただきました。
Cattleya(C.) skinneri
日下正利
Cymbidium(Cym.) Konomi
日下正利
Dendrobium(Den.) chrysotoxum
日下正利
その他注目株
Dendrobium(Den.) gregulus
圓山勝夫
落葉性の超小型種。6~7cmのステムに8~10mm程度の可憐な花を着ける。ややもすると見逃してしまいそうである。タイ北部原産。
※画像クリックで画像拡大、そしてもう一度画像クリックさらに拡大しますので、花をご覧ください。
Dendrobium(Den.) Mtn's Butterfly Kisses
=Dendorobium(Den.) glomeratum x Dendorobium(Den.) cuthbertsonii
鈴木文子
巨大なcuthbertsoniiタイプ。花期も長いとのこと。色彩・花の大きさ等から考えるとおそらく高価な個体と思われる。
Cattleya(C.) luteola
鈴木まゆ美
なかなか開花を見ることのできない品種。小型交配種の親に多用されている。
≪フレグランス≫部門 3株