2009年5月(アルファベット順に並んでいます)

 

 


 Ascocentrum curvifolium 'Ducks'


色が朱色なので、葉とのコンストラクションが好きです。10年後の大株を夢みて、大きな愛情をかけてみたいと思います。


野口 悦男

 

 

 

 

 

 


 Brassia 品種不詳


私のホーム、ドクターの先生に青山の古くからの大きな花屋さんの患者さんがいます。その方から蘭の鉢が色々届き、院内に飾られます。その一つにこの Brassiaga がありました。とても大きな花で見事でしたから、後に頂き育てました。花の長さ(?)が33センチもありました。ドームの展示の時この花が10株あったらいいのに、と思いながら眺めていました。千葉生産者組合のブースに毎年使われていますので、気になっていました。分け株をお持ちになられた方、良い花をさかせてください。交配と種名、知りたい所です。


中澤 明子

 

 

 

 


Bulbophyllum makoyanum

この株は、購入時のラベルがバルボフィラムとなっておりましたので、そのままにしておりますが、本来は、Cirr.シルホペタラムでしょうか?展開が綺麗で、花数も多く好きな品種です。次から次へと開花しますが、いずれにしても花の期間が短すぎます。バルボ系の宿命ですね。数年前、大株になりすぎましたので、株分けをしました。すると、今まで順調に生育していたのが、なぜか調子が悪くなりました。今ではどうにか回復しています。また、大株に挑戦です。


増永 隆司

 

 

 


Capanemia superflua

Capanemia superflua と Capanemia uliginosa はわが国ではシノニムとして扱われているが、Internet Orchid Species Photo Encyclopedia では異種として扱っているようだ。Capanemia superflua は秋咲き Capanemia uliginosa は春咲きと記されている。産地は superflua がブラジル南部からアルゼンチン北部、uliginosa はブラジル ミナスジェライス州とリオ デ ジャネイロ州と記されている。性質は湿度が好きなようです。根は細く植え替えると機嫌が悪くなるようで、コルク等に着生させたほうがいいのかもしれない。が我が温室では? 無理?


古阪 芳郎

 

 

 

 


Capanemia uliginosa

昨年、何処に置いて、どのように育てたのか記憶にないくらい、手が掛かりません。冬は乾燥気味にしてますが。古阪さんのフレグランスでのSUPERFLUAというのとは、異名同種らしいですが微妙に異なっているような気もします。香りがあるというのも、はじめて知りました。


飯島 友子

植物学会の正式分類では superflua が登録されています。
蘭の品種名は趣味家が色々勝手に使ってきたため混乱があります。

当会では学会のルールに従って交配種はサンダースリストを 原種はキューのリストを基準にしています。 

 

 

 

 


Cattleya loddigesii 'Ducks'

2002年1月同じ幸手市内の伊藤さんより頂いた株ですが、色が濃くて鮮やかな花が咲くので、大事に育てております。数少ないカトレア類の手持ち株、パフィオの温室から出して、強い光線が当たる外張りで、盆栽造りにして4年、冬の低温(10℃)にもめげずよく枯れないで、花を咲かせてくれます。あと何年生きてくれるかナー。


野口 悦男

 

 

 

 

 


Cattleya mossiae coerulea 'Scotch Mist'

カトレア原種の人気にも陰りが見えてきたようにも感じる今日この頃で、カトレア栽培にも力が入らづ、放任状態でしたが今年は沢山の花が咲いてくれました。
C.mossiaeはカトレアの中では大きく雄大な花を咲かせるので好きな品種の一つです。花の少ないこの時期に咲いてくれるのもいいですね。


斉藤 保

 

 

 

 

 

 


 Cattleya schilleriana


この株は、2006年の東京ドーム蘭展でH&Rより購入したもので初花です。幸いに例会前日に一花が開花してくれました。小生は、最近ではカトレヤの中でも株が小さくて花の形、色合いに特徴のある種類に栽培の重点が移ってきていますがそんな中での一株です。これからも大事に育てたいと思います。


成田 光一

 

 

 

 


Cuitlauzina pendula

2~3年前に古坂様より頂いた株です、昨年は1花茎でしたが今年は2花茎で枝打ちして花が咲いてくれました。開花のタイミングも例会にドンピシャで最高の時に皆様にご覧頂け、沢山の投票を頂けたものと思います。


斉藤 保

 

 

 

 


Dendrobium dichaeoides

水の好きなデンドロビュームですが、冬12月にはかなり乾燥させます。この乾燥がないと花付きも悪くなるように思います。2年ほど前からは1200mの鶏頂山で夏越しをさせています。


斉藤 保

 

 

 

 


 Dendrobium parishii


この株は03年に高めから育てた株でして三種の parishii を栽培しています。水は一年を通しカトレアと同じように管理しています。ノビル系のDenのようにしてはご機嫌が悪くなると思います。


内藤 季完

 

 

 


Lycida Green Bell
(Ida.locusta x Olivia)

リンゴの香りがします。イダとリカステの属間交配種ですが、ほとんどイダ・ロカスタのコピーという感じです。鹿島の鈴木さんの作品です。色々ある中の一つと言う事でこれだけ持っていても面白くありません。これを使った次世代の品種を育成していますが来年には初花が咲きそうです。良い花なら登録したいと思っています。


海保 恵亮

 

 

 

 

 

 


Paphiopedilum Armeni White
(armeniacum x delenatii)

夏まじかを感じさせる白花です。昨年と今年連続で賞をいただきました、昨年より大きく咲いてくれました。


鈴木 貞夫

 

 


 Paphiopedilum Mol Mauve

(Mauve Garden x Maudiae)

2005年12月に彩花園にて求めた株です。同園は整形花が大部分を占めておりますが、本花は何となく趣味家の雰囲気がただよっており、気にいって買い求めました。昨年、同園に行ってみましたら、殆どが切り花用のカトレアに変わっており、パヒィオは、整形花のみで、隅の方で小さくなっておりました。そんな訳で、再入手が困難そうなので、大切にしたいと思っております。


日下 正利

 

 

 

 


 Paraphalaenopsis labukensis


V等の近属でボルネオ島に自生する着生種です。栽培は空中湿度の高い環境をこのむようです。私は15度で栽培して毎年よく咲いてくれます。


内藤 季完

 

 

 


 Sedirea japonica


ナゴランですが、この個体は特にリップが濃色で優れています。ナゴランはフウランと並んで日本の蘭ですが、満作にするのは結構難しく温室では暑すぎるし屋外では寒すぎると思います。もう少し研究が必要です。


海保 恵亮